コナン・ドイルの『シャーロックホームズ』を基に、現代版シャーロックのドラマをBBCが制作。これがめちゃくちゃ面白い。

主役の二人(ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマン)は、このドラマで大人気になったそう。

シリーズ1と2は、わりと原作に沿っていて、シャーロックは知的で変人でクールな感じを演じています。それがシリーズ3になると、話が一変してコメディになります。シャーロックの性格もコメディに変わるんだけど、その変更が絶妙。演技が上手いとしかいいようがない。ワトソンとの表情や言葉の掛け合いが面白くて、お腹を抱えて笑いました。監督よくこの二人見つけたね、と思います。


シャーロックの宿敵モリアーティを演じているアンドリュー・スコットは興味深いです。目がくりくりしていて、若くて活動的に見える。聞く音楽に、Bee Geesの「staying alive」が使われていたり。原作のモリアーティ像は、年上で知的で物静か、聴く音楽はクラシック、というイメージなので、まるで正反対のモリアーティを出してきたという感じです。これは絶対わざとだと思います。そこが面白いなーと。

シリーズ2の第3話で、モリアーティが「おどおどした自信のない雇われ役者の役」を演じるシーンがあるんだけど(ヤヤコシイ…)、その役こそが、この俳優さん(アンドリューさん)にピッタリなのです!このシーンのためにこの俳優さんを選んだのかしら…と思う程。

とにかく、遊び心満載で、監督やスタッフがこのドラマ「シャーロック」を楽しみながら作ってるのが伝わってくる、最高のエンターテインメントです。

Bee Gees Staying alive