編集によって2つの作品にしたもの。面白かったです。

まず、主人公の印象が違います。「新しい記憶」の主人公の方が、しっかりしている印象、普通の人という感じをうけます。もう一方は不安定で、弱い感じになっています。
娘との関係性も、シーンの編集により、全く違う印象を受けました。

話のテンポも異なり、「新しい記憶」の方が速いです。二つ続けて見ましたが、色々な細かい部分を変えてあるので、別の作品として飽きずに見られました。

疑問点は、この2つは違う話なのかということです。ラストが違うので、違う話かとは思うのですが…
2つで完成する作品とも考えられるかと思いました。アルツハイマーの主人公は記憶が断片的で、覚えている情報はその時時で変わる為、それにともない事実が異なる、という「藪の中」みたいな形式とも考えられるかと。視聴者は2作品見ることで別々の事実に混乱し、主人公の感覚を疑似体験するように思います。

殺人者の記憶法 公式サイト↓
http://www.finefilms.co.jp/kiokuho/

~スタンフォード大学発 こどもを伸ばす接し方、ダメにする接し方~
~人生が変わる、成功する思考パターン~
などよく見かけますが、その元となる本です。

いま4分の1ほど読んだところですが、fixed mindset(固定された考え、周りの評価・結果に注目する)と growth mindset(成長する考え、自分が成長すること・過程に注目する)について、いろいろなテーマや例を用いて説明しています。

同じ人でも、対象や一緒にいる人によって、fixedとgrowthが混ざったりするようです。私は勉強に関してはgowth mindsetだけれど、ピアノに関してはfixed mindset かなと思います。

印象的だったのは、fixed mindset の子は、大人たちに評価されるのを避けるため、初めから努力をしない、という選択をすることがよくあるということ。
挑戦しなければ、努力しなければ、大人たちは評価することはできない。fixed mindsetの考え方は、一度負け組と評価されたらずっと負け組のまま変えられないと思うので、評価する材料を与えないとする自己防衛です。

これは自分にも身に覚えがある。「評価されない為に」と意識はしていなかったけれど、全力を出さない、努力をしないことや、挑戦しないで、やればできるかも、という可能性を残しておくことはあります。

growth mindsetになる方法は、後半に書いているようです。楽しみです。


マインドセット:「やればできる!」の研究
キャロル・S・ドゥエック
草思社
2016-05-18








長年読みたいと思っていた一冊。誕生日プレゼントにもらい、ついに読みました。

アウシュビッツを体験した心理学者の記録。

予想以上に素晴らしくて、凄すぎて感想を言葉にできない。ただ、とても読みやすく書かれていて、読みやすさでいえばベストセラー推理小説のようで一気に読めました。

人生の示唆をもらう為に時々読み返したいです。

訳者の後書きも面白かったです。版によって異なる箇所に注目して、なぜ変えたのかの、時代背景をふまえた推測は説得力があります。比較することで一つをより深く知る、ということの見本のような文章。こんな読書感想文が書けたら良いなと思いました。


夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房
2014-11-07


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